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ぼくの超世界考察
義務を果たさない事象に対してぼくらは非難を浴びせ、罵倒をし、追い詰め、あたかもぼくらが正しいことをしたかのように振る舞う。
生きる義務。
義務を果たさない、つまり死んでしまえばその本人には何も残らない。
死ねば義務さえ残らない。
その人の人生、意識、見えていた世界の何もかも。
例えばぼくが死ぬとして、それは生きる義務の放棄だから誰かに非難され罵倒され追い詰められるのか。答えはわからない。
でも、死んでしまえば、意識がないから誰に非難されたってかまわない。聴覚がないからその罵倒は聞こえない。体が無いから、追い詰められても平気だ。
きにすることは一つもない。自己中心的だと言われてもその時ぼくの世界はもう終わっている。
生きる理由はわからない、今までの意味もこれからの意味も。
生きるのは大変。死ぬことは簡単。
ぼくはどっちを向いて生きてきたのだろう。そしてぼくの暗い暗い道は、どこへたどり着くのだろう。
相変わらず、真っ暗な世界は答えてくれない。
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