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ぼく と 超世界 と セカイ
同じ世界にいて、みんながこんなにも生き生きとしていることが、今のぼくには信じられない。一寸先も見えない道の中で。
それとも、この世界の中でぼくだけが異常なのか。
例えそうだったとしてもぼくは間違っているとは思えない。きっと生きているセカイが違うだけなのだ。
そして、最後に死の一文字だけしか見えないゴールへの道にひとりぼっちにされるのだと感じる。過去も未来も現在も全てが悪夢にしか見えない。眠ることは死への予行演習とはよく言ったものだなと思う。
悪夢を見るために眠れば、明日がくる。
でもぼくはもう明日なんて欲してはいない。昨日の記憶も、明後日への希望も、今日への期待も何一つ欲しくはない。
願わくば、何も来ないように、世界をセカイを終わりにしてほしい。
苦しみが伴わないように。
この願いにもきっと
真っ暗なセカイは、答えてくれない。
おわり
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