作家の夢を諦めて、サッカーサポーターになって。

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 僕は、なぜか空想が好きだった。  子どものころは学校の図書室が居場所で、本を読み漁っては。色々と空想を膨らませて、にやける。そんな子供だった。  三国志や水滸伝の英雄豪傑の活躍や、SFの未知なる世界の探検。  いずれも僕の心を弾ませるものだった。  すこし大きくなって、ふと、僕もそんな風に空想を物語として描いてみたいという欲求が芽生えて。  作家になるという夢を抱いた。  なけなしのお金で買った安いパソコンで、せっせと小説を書いた。
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