230人が本棚に入れています
本棚に追加
/157ページ
親愛なる秋朝志津眞様
あなたが蒔いた種はこうして大きく花開き、また新しい種を蒔き続けています。
あなたの生きた時代から百年以上が過ぎ、その間に戦争や災害がいくつも起きましたが、折れない強い芽が、今もきっと未来へと両手を伸ばしています。
僕は大きな志のないちっぽけな存在ですが、あなたの子孫、僕の妻るうの側に……永遠にるうの側に在ると約束します。
どうか僕らを見守っていてください。
原田でした。
Juvele ─── 志弦の杜
おしまい
最初のコメントを投稿しよう!