Juvele ─── 志弦の杜

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  親愛なる秋朝志津眞様  あなたが蒔いた種はこうして大きく花開き、また新しい種を蒔き続けています。  あなたの生きた時代から百年以上が過ぎ、その間に戦争や災害がいくつも起きましたが、折れない強い芽が、今もきっと未来へと両手を伸ばしています。   僕は大きな志のないちっぽけな存在ですが、あなたの子孫、僕の妻るうの側に……永遠にるうの側に在ると約束します。  どうか僕らを見守っていてください。  原田でした。 Juvele ─── 志弦の杜 おしまい
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