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今日もまた朝が来る。本当は時間に、世界に地球にずっと止まっていてほしいと願っている。今という現実がずっと永遠に続いてほしいと願っているわけではない。ただ現状在るべき姿をして、在るべき形で人も街も僕も毎日起こる日常を記憶し続けるという普通に我慢ができない。別に普通でいたくないわけではないし特に気をてらっているつもりもない。ただ、何かの、誰かの何者かの特別になりたいだけ。
この世界にとっての何者でも無い僕に街は何かを与えてくれるのだろうか。
逆に僕はこの世界をどう見ているのだろうか。僕はこの街を、人を見て、感じてそこに寄りかかりながら何を思ったのだろうか。
そんなことを考えているうちに今日もまた朝がくる。
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