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「まーまーショウちゃん、カナちゃんの旦那さんはカナちゃんのこと凄く大事みたいだから」
こちらはママさんのユウカさん。初日マサが店に乗り込んできた時に対処をしたのは彼女。本当に申し訳ないことをした。
「旦那ねーコイツに旦那」
「コイツは少し失礼ではないです?まぁ女っけみたいなところショウくんに見せたことないですけど」
ショウくんは高校の頃バイト先で知り合った。異性だし普通好意を寄せるものだがなぜか彼に対してあたしは兄妹的な感覚で彼も不思議と同じだったという。仲良くなって家に泊まったりもしたがやましいことは一切なかった。
「俺少し綺麗な方ではあるからな。カナなら我慢出来ないとか思ったんだけど」
「端正な顔立ちですがあたしはショウくんには欲情しませんでした」
その場にいた女の子が一斉に笑い出す。
「欲情しませんでしたって…カナちゃん言うねー」
堪らずユウカさんもお腹を抱えて笑い出す。
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