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けれど舌打ちすると、
「本気にするな。いつもの悪癖だ」
「悪癖とはなんですか。人聞きの悪い。で?どうしますか?」
「さ、3人なら」
「俺はパス」
というか。
私は何を気にしてる?
「俺はアレルギーだってんだろうが。構うなよ」
一瞬、冷たい視線を向けると、そのまま出ていこうとする。
「あんたが惚れたのは眞言だろうが。口説かれてんなら素直に喜べ」
そうなんだけど。
「では、飲みにいきますか?お酒、飲めますよね?」
「えっ?あっ、…はい」
言われるまま、引き摺られるように腕を絡ませられた眞言さんに連れていかれる。
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