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隣で、横になった眞言さんが自分の掌に頭を乗せて微笑みながら横たわっていた。
2人とも服は着ている。
どういう状況かこれは。
暫し固まった私は、ハッと我に返り飛び起き、慌てて飛び退く。
「おっ!おはようございます!!」
「おはようございます」
にっこりと微笑む。
「さて、ごはんにしましょうか」
「えっ!?」
ご飯と言われても、なにもないし作れない。
棚の置時計を見ると8時だ。
作る時間もない。
「できてますよ。トーストと目玉焼きでいいですか?」
いつの間に。
本来なら私が作って起こす場面だ。
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