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「いや、別に手伝いとかいらねーよ……。チャリで行くから全然重くねーし。そもそも菓子パン軽いし」
「ああ、そう。でもまあ付き合ってあげるわよ。私、自転車家に置いてきちゃったから後ろに乗せなさい」
私は有無を言わせず、翔太の自転車の後ろに乗り込んだ。しかし翔太は私を見やり、「お前座ったらパンツ丸見えじゃねーか、ハレンチ女」と言うので、結局歩きで行くことになった。
〝愛され乙女になる5つの方法 その3/若いうちは積極的に露出を! 男の子はミニスカートから覗く白い太ももにメロメロだよ〟
あの記事を参考にして丈の短いワンピースを選んだのだが、効果が無いどころかマイナス点だったようだ。やっぱり雑誌の言うことなんて当てにならない。
暗い中、私たちは二人肩を並べてスーパーまでの道のりを歩いた。
激安スーパーまでは自転車で十分だが、歩くと三十分かかるらしい。若干のだるさを感じながら、私は暗い夜道を歩き続けた。
翔太は歩きながら、ジロジロと私の全身を眺め回してくる。
「それで、なんなんだ今日のカッコは。愛され乙女だっけ? それ、美羽ちゃんの影響?」
突然美羽の話が出てきて、どきりとした。
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