1話 朝っぱらから何の騒ぎだ!!

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「こっちが訊きたいって」 「親が同じで子供がひとりだったら、生年月日が同じなはずネエじゃねーか。だいたい……」  呼び鈴が鳴った。これは非常にまずい! ど、どう説明すれば……。  呼び鈴が鳴っている。彼はいったい、私をどうするつもりなんだろう……。 「のぞいて見てごらんなさいよー、ダレが来てんのよー」 「……」  江口、吉沢、しかも美也子まで……ああ、よりによってこんな時にあいつらああー! 「いったい、ダレ?」 「えぐっちゃんと、ヨッシーと、みやこ」 「あ、あたしメチャ×2知ってるううー!」 「でも彼らはお前のこと、多分知らないと……」 「えー、なんでよー! 私の友達じゃんかー!」 『いねえのかー』 ダン! ダンダン! 「はああい! ドアを叩くなっつーの、ったく!」  逃げ場をふさがれて、ベランダは無いし、トイレだってすぐにバレる……クローゼットしかない。ここへ彼女を押し込めるしか……。 「ご、ごめん!」 「おわ! いったー! 何すんのさー!」 「しーっつ! 隠れろ! いいから、さあ!」 「入れ? って、なにここ! 狭いし汚いし! いいワケないってばー! な、納得できーん! むぎゅ」 「とりあえず押し込めて……」     
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