1話 朝っぱらから何の騒ぎだ!!

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 やがて。クローゼットへ無理矢理押し込んで事なきを得たはずの、ゴミとか、見られて非常にツライ書籍とか、そういった類のビデオとか、DVDとか、ゲームソフトとか、空き瓶とか、食べカスとかと一緒に、今日彼らに一番見せたくなかった彼女が、その重みに耐えかね…… ”んが……” バアアアアン! ガン! ガンガラガッシャーン! カン、カラーン……。 「うおッ?! 何だあ?」 「すっげえゴミ……い、いー?」 「ちょっとなに、このひと!」 「ふみゅうううう……」 「あ、うああ……」  バレちゃいけない事に限って、絶対にバレちゃいけない、非常にマズいタイミングを見計らって、往々にしてバレることって、よくある……。 「望月……ダレなんだ、彼女……」 「は、はじめまして……私も望月雅美っていいます……彼だけはどうか……責めちゃ……ダメ……あ、あう……」 「私も? ……『も』って、ナニ?」 「気絶……って、ヲイ! しっかりしろー!」 「望月って、キミの名前じゃなくてあいつだろ! おーい!」 ペチペチ…… 「どーいうこと? コレ! 女の子の監禁じゃない!」 「冗談じゃないぞ望月ィ、見損なったぞ!」 「ちち、違うんだ! 聞いてくれ! これには深~いワケがああ!」
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