202人が本棚に入れています
本棚に追加
人違いでなければ……。
彼女は俺の同級生のはずだ。
楠ノ瀬清乃。
腰にまで届きそうな黒い髪と、透きとおるような白い肌。
全体の印象としては人形のように無機質なのに、ぬらぬらと艶めく紅い唇だけがやけに生々しい印象を与える……隣のクラスの女子生徒だ。
楠ノ瀬の唇は、今日もぬめぬめと濡れていた。
俺が彼女の唇を凝視していると――。
楠ノ瀬が俺の視線を避けるように目を伏せて、羽織っていた紅い襦袢をするすると脱ぎはじめた。
「……!」
もともと一枚しか身に着けていなかったのか、襦袢を脱ぎ捨ててしまうと、彼女の白い乳房が剥き出しになった。
制服姿の時はそうは見えないのに……彼女の胸はおそらく俺の手には収まらないであろうほど豊かな量感を持っているようだ。
その白桃のような膨らみを前にして、俺は思いっきりがぶっ……と、むしゃぶりつきたい衝動に襲われた。
すると楠ノ瀬は俺の思考を読み取ったかのごとく、上体を折り曲げて、仰向けになった俺の顔の前に、二つの膨らみを押し付けた。
俺は夢中で舌を伸ばした。彼女の胸の先で固く尖った桃色の蕾に――。
舌先が軽くそこに触れると、
「あぁっ……」
彼女が小さく喘いだ。
俺は可能な限り首を伸ばして、その蕾に吸いつく。
「あ、んっ……高遠、くん……」
楠ノ瀬が喘ぎながら俺の名を呼ぶから……。
俺はますます止まらなくなって、彼女の乳首を口に含みながら舌先で転がした。
そうして俺が彼女の胸を堪能しているあいだに――。
彼女の細い指が、俺の股間をすぅーっ……と撫であげた。
指の触れた場所が一気に熱を帯びて、俺の一物が急激に熱く、固く、勃ちあがる。
彼女は俺の浴衣をはだけさせてそれを露出させると、ひんやりとした手で絞り上げるように扱きはじめた。
「あぁ……」
絶妙な力加減に、思わず吐息が漏れてしまう。
やがて楠ノ瀬が体をずらして今にも暴発しそうな俺のそれを掴むと、ぱくっと口に含んだ。
ぬめぬめとした紅い唇が、俺の一物を咥えて上下する。
「はぁあぁぁ……っ!」
さっきとは比べものにならないほどの快感に、俺の口から悲鳴のような喘ぎ声が迸った。
最初のコメントを投稿しよう!