第1章 その由来

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私はうさぎなのかもしれない。独りが苦手でどうも、こう、胸がくしゃくしゃするというか。自分でもわからなくなるのが正直。 恋愛に対しても消極的、メンタルも絶望的。いいところは何一つありはしないのだ。 私にとって平凡な日常それこそが普通であり、もはや最高なのかもしれない。 「握った手は離さない。」だの言う言葉は在り来りでとてもくさい。 「一生、一緒だよ。」なんかも同罪だ。恋する人を横目に消極的な私、もう、そんな私もありがとう。 好きな曲を今すぐ聞いて。落ち着いた曲だよ。そう言い聞かせた。何故かは自分でも疑問に思う。今の心情を一言で表すというのならば「急がば回れ」だろう。 こんな平和で平凡でなんの刺激もない楽な毎日、同じような言葉が並ぶ毎日、感謝。
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