未来逃避

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未来逃避

ある日僕は、一つの選択を迫られた。 右か左か。 右には今日と何も変わらない、普通の明るい日々が。 左には普通とは異なる暗闇が。 僕は常に楽な道を選択している。選択したいわけではない。 普通の生活、繰り返される普通の毎日。 普通の生活に慣れてしまっている。 特別な才能を持っているわけでもなく、中の中の人間だ。 勉強もそこそこできて、友達もたくさん。学校は楽しいし、不満はない。 ただ、何か物足りない。 そう思い始めたのはいつからだろうか。 普通に慣れすぎてしまったのか。 そもそも普通とは何なのか。 ある日僕は、一つの選択を迫られた。 右か左か。 そんな普通の日常に疑問を持った、普通の僕が”左の道”を選択した物語。
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