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その後、パーカーの青年の学校の、美術倉庫に納められていた今迄の提出作品からも、同様のDNAが検出された。額縁、又は白いキャンバス、又は布を貼る木枠の何処か。いずれの作品も、白いキャンバスは死後の世界を比喩していたのだと青年は自供した。
一体どんなタイトルだったのか、どんな想いが込められて居たかは、誰も知らない方が良いだろう。
全くの余談だが、事件があってからそう長くと経たず、青年の芸術作品に惹かれていたあの老年の審査員は他界したらしい。
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