113人が本棚に入れています
本棚に追加
「……え、ひど」
「ぼーっとしてるからいけないんだろ」
驛さんが美味しいって教えてくれたお店のシュークリームなのに……食べたかった……。
「一君、私のまだ食べてないから、あげるよ」
美味しいと知っているのに、笑顔で皿を渡してきた驛さんはやっぱり今日も優しくて、可愛い……とか、皆いる前で思うのはよそう、俺は首を振る。
「今日は大丈夫、また今度食べる機会作るから」
もちろんその時隣にいるのは驛さんで、脳内のビジョンは明確だが、それを口にするのも……今はよそう。
最初のコメントを投稿しよう!