最終章 『5月、君に、伝える』

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 好きだから、驛さんにくっつきたい気持ちはあっても、恥ずかしさで素直になれないし部分もあるし、でも山岡の言う通りリードしないといけない気もするし、さっぱりだ。そのうち何かしでかしそうな気もする。  ついこの間両親がアパートに来た際、何も痕跡がなかったから驛さんの存在に気付かれることはなかったものの、いつか紹介したいな……俺なんかに彼女って、ビックリするだろうな……。  や、なんかって考えないようにするって決めたから、前を向かないと。
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