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お昼頃お邪魔して夕方まで過ごし、山岡の住むマンションを出た俺達は、行き同様驛さんが運転してくれる車に乗せてもらう。
スムーズに運転する彼女に対して、肩やペーパーで車も持ってない彼氏って、これまた情けない。今まで車が必要ない環境だったから気にも留めなかったけれど、本気で車を買うことも視野に入れる。
一応自分が助手席に乗っているものの、I街内だから驛さんは慣れた手つきで運転し、道案内は全く必要ない。
「山岡幸せそうだったよな。俺も結婚したいなぁ」
「鎌堂君って、仁菜のことも結婚相手として見てたの?」
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