最終章 『5月、君に、伝える』

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「うん、付き合ってる人がいることは知ってるよ」 「……そうなんだ。なんか……恥ずかしいね。俺も両親に言わないと」  思い立ったのも何かのきっかけだし、帰って電話をかけてみようか。キャラじゃないけれど、動いてみるか……。 「一君は、最近旅行って行った? 私、ホントは両親の旅行に一緒に行く予定だったんだけれど、仕事の関係で行けなかったんだ」 「旅行かぁ……全く行ってなかったよ。最後に行ったの、何年前だろ」
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