最終章 『5月、君に、伝える』

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「お互い日を合わせて、そのうち行けたらいいね」  恥ずかしいくらい、子供のように楽しみでいっぱい。俺、すごく、浮かれてると思う。 「一君と付き合うようになってから、毎日がすごく楽しいの」 「俺も、同じこと考えてたよ」 「一君、私を好きになってくれてありがとう」 「何で、それ俺の台詞。こっちこそありがとう」  恥ずかしいのに、それ以上の幸せを感じながら、俺は前の景色を見ながら口元を緩める。
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