第一章 『12月、雪、再会』

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 鎌堂君とも山岡君とも、全く空気が違う一君は、その日私の前で静かに笑い、一君が笑っているのは初めて見る姿だった。  こんな人、いたっけな。  ──お互いを覚えていなかった私達の出会いは、素敵なイブの日だった。
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