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でもそれを口にすると、幼稚園の頃の二の舞を踏んでしまうことがよく分かっていた俺は、平気なフリをして毎日を過ごすようになったが、以前のような明るさは徐々に消え、無口な性格を築き上げることとなった。
小学生の頃はよく手を繋ぐ場になることも多かったが、中学に入るとそんな機会もグンと減り、その代わりにいつも絡んでくる友達の鎌堂のことを、俺は物凄く知ってしまうこととなった。
鎌堂は隣の席の女子のことが物凄く好きで、授業中もいつもその女子生徒のことを考えていた。家に帰ると毎日のようにエロ本を見ては、ごちゃごちゃ色々やっているようで、知らなくてもいいことを知ってしまったような気がしていた。
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