Day2 授業、騒動マジ大変

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Day2 授業、騒動マジ大変

―壊斗の家― 壊斗は紺色のエプロンを付け、眠たい気持ちを押さえ込んでキッチンで朝食を作っていた。自分のぶんと母のぶんに加え、契約した幻獣ユニコーンを自称する少女レイカのぶんも作りながら自分の昼食の準備もした。 ちなみに今日の彼の朝食はご飯、みそ汁、ほうれん草のごま和えとごく普通だったが、壊斗の場合これを3セット手作りしたのもあってか、弁当の方はご飯を除き全て冷凍ものにした。 「ふぅ~…できたぁ。母さんのはラップして別にしたし、レイカを起こしに行くか。」 壊斗は自分の部屋(レイカの仮部屋)へと向かった。 ―壊斗の部屋― レイカは熟睡してるのもあって、掛け布団を蹴っ飛ばしてぐーぐー寝息をたてて寝ていた。 「お~い、レイカ、朝だぞ。」 『ふにゃっ!?もう朝なの?』 「朝なんだよ!朝ごはん作ったから、早く食べて学校行くぞ。」 『了解!じゃ、布団の片付け手伝って!』 「はいはい。」 ―その後、1Fダイニング― 『この黄色い食べ物やわらかくて甘くておいしいよ!ワタシの元いた世界にはなかったからかな?』 「まぁ、そうだろうな。ちなみにこれは卵焼きっていう卵を使った料理の代表的なものだ。結構ひとつ作るだけでも骨折れるぞ。これが甘いのは砂糖をひとつまみほど加えてるからだな。」 『それはそうと、この緑色のって…ほうれん草?』 「そうだけど、もしかしてアレルギーとかあったか?」 『…ニガテで…』 (幻獣にも食べ物の好き嫌いあんのかよ、面倒くせぇ!) 「まぁ一口食べてみろよ。むこうとこっちのじゃ味違うと思うし…」 『じゃあ、一口だけ…』 パクッ、モグモグ… 「どうだ、少しは違うだろ?」 『ワタシが住んでた場所で獲れたのよりかは食べられるけど…ニガテなものはニガテかな。』 「まぁいいや。オレ着替えたり片付けたりするから、先玄関で待ってろ!」 『なんで着替えるの?』 「説明は後だ!とにかく外に出るなよ!」 壊斗はパパッと片付けを済ませ、制服に着替えて玄関へと向かった。 ―玄関― 「前にも言ったけど、外では極力オレに話しかけてくんなよ。特に高校は!」 『はーい!』 (絶対わかってないやつだこれ) 壊斗は不安を胸に募らせ、家を出た。
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