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食べ終わると、念が一つ届いた。
花苗さんか…急な訪問は珍しい…
訪問にはまだ時間がある。急いで食事の片付けをして、お守りを作り、外に出る準備をする。
花苗の好物は羊羹。お気に入りの店がこの近くにあり、出してあげるととても喜ぶ。
でも、買える個数が5本と限定されており、数がまだあれば買えるがすぐに売り切れてしまう。
昇は急いで店がある商店街へ足を向けた。
途中でこの土地を昔から守っている妖を見つける。とても上手く気配を消しているので、他にまずは見つかることはない。
昇とは道が繋がっていない妖なので、妖には昇の存在は分からない。必要になれば自ずと道は繋がる。これも一つの見守りの役目。
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