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現実
こんな生活を続けていれば、時々人恋しくなったりする。だから、稀に外出に挑んだりする。
もちろん、顔面完全装備でだ。
しかし、現実は厳しく、挨拶も出来なければ自ら人を避けてしまった。
加えて、人は思う以上に冷たい。挨拶を無視し続ければ無くなっていくし、変な恰好を続ければ噂の的にだってなる。
聞こえてきた小言に何度傷付いたことだろう。
事情があると悟ろうとせず、上っ面だけで判断しては決め付ける。とても冷たい生き物だ。
もしかすると、心ないロボットなのかもしれないな。
そう思うことで、自分を落ち着かせた。
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