新人と先生

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前回のプレゼンに通った企画案と百貨店のイベント等を調べてあれこれ阪下さんと一緒になり案をだしていた。 「恋人がつけるともっと近付きたくなる香りとかどうでしょうか?匂いフェチの女性多いと思いますよ。男性が香水をつける割合は女性より少ないかもしれませんが好きな人の香りは気になると思います。」 「なるほどね、じゃあ橘さんも匂いには敏感な方なんだ。例えば、僕の香りとか三濱さんの大人のおじさんから発せられる加齢臭とか(笑)」 「三濱さんに阪下さんが加齢臭とかいってましたよ…!?」 「阪下君、俺に恨みでもあるのかな?橘さんの前だからかなり調子のってるみたいだけど本気で怒るよ。」 「ハハハ…怖いからやめときます。」 優しい三濱さんが怒ると怖いのを知っているのか阪下さんは、引いていた。お調子者過ぎてついていけない。 「私は、三濱さんの清潔な石鹸の香り好きですよ。」 「ありがとう。加齢臭って言うのは阪下君が態と言ってる事だよ。橘さんが来てから指導係りになりたくてワクワクしてたみたいだからね?」 「そうなんですか?」 「そうそう。女性って聞いただけで嬉しそうだったもの。本当に分かりやすいんだから。」 「…初めて指導係り任されるかもしれないってチャンスだったから嬉しかっただけですよ。」 「その割には妙にはりきってるみたいだけど?まさか、橘さんにひとめぼれとかじゃないの。本当に分かりやすいわね?」 岡西さんに態とからかわれながらも、しゅんとなる阪下さんが可愛くてつい微笑んだ。愛されキャラだけど度が過ぎると困り者(笑) 「さてと、お昼に行こうか?頭使うと腹へるしね。あれ、まだ企画案とにらめっこしてるのかい。」 「いい案が閃きそうで…」 「じゃあ、まずはご飯食べてからにしようか?脳が疲労するといい案も出てこないよ。美味しいもの食べてリラックス!」 「分かりました。食堂初めてなのでワクワクします。」 「ランチどれも美味しいよ。安いし助かる。」
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