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「えっと、ついてこれるのは日本人メンバーと元奴隷3人、バステトとハデスに悪魔4人の無印とマークIIだけだね。」
僕がそう言うと、居残り女性陣からブーイングが飛んでくる。
「うるさい。僕だって別れたく無いけどさ、いつかは帰らないといけないんだよ!」
その一言で、みんなが静まる。
「…扱いうまっ…」
その雷疾の呟きは、僕にしか聞こえなかったのだ。
…
「私はどうすればいいの!?」
「おい校長!」
「…それはいいっすけど、どうやってそこに行くんですか?由利香さんと…愛海さんもっすね。その2人の能力だと的確に目標をつけられないっすよ?」
最近は女の子に戻ったらしいベリアルが僕に尋ねる。
「ふっ、決定権に決められないものなど、」
『あんまりない!』
僕と雷疾はキメ顔でそう言った。
「2人でハモるのはやめてくださいそれとやる気無さそうなそのキメ顔おいてこい。」
『だが断る![林斗、雷疾]』
『この俺(僕)達のもっとも好きなことの一つは![林斗、雷疾、アモン、ベリアル、アモンマークII、ベリアルマークII]』
『自分で強いと思ってるやつに「NO」と断ってやる事だ![+アーク、アークマークII、ドカム]』
「忘れてたわこの鬱陶しさ。[バステト]」
…
「よし、じゃあ帰りましょうか。我らが実家へ!」
僕はさっさと家に帰りたいので、決定権でゲートを開く。それにマイラとミル、黒ちゃんは泣き出す。
「えっ!?ちょっ、泣かないで!」
「そうだぞ3人!林斗がまたこの世界に来るか、俺の国のある世界に来ればまた会えるんだ!今は笑顔で見送ろう!」
いやそんなでかい別れではないんですけど。というかさっさと帰れよレオン!いつまでこの家にいるんだ!?
「…よし、オーケー。みんな、そのアクセサリを僕と思って、待っててね!」
僕はゲートを作り、一言言って入る。他のみんなも一言ずつ言って入ってきたが、暗徒お兄ちゃんは…
「サタン様!?仕事はどうするのですか!?」
「何言ってんだ。緊急の仕事が無い限り向こう100年はやる事ないぞ。」
どれだけ仕事してきてたんだよお兄ちゃん!
「…うむ、一緒に行くか?みんな。」
「人数多くなるな…悪魔城メンバーもか。まあ、纏めればいいか。」
「纏めるってなんだい?」
「僕の人格みたいに一つの身体に無印とマークIIを纏めて、身体は収納すればいいんだよ。創造権ってのでストレージは作れる。」
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