僕にどう鍛えろと!?

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「覚悟ォ!」 「…『chaos!chaos!』」 模倣、世界は回り続ける。だ。効果は… 「…ハッ!何故背中を向けているんだ!?」 単純に色んなものを回せる。 「どうだい?僕の能力の味は。」 「貴様!許さぬッ!敵に背中を向ける事は騎士の恥!」 「…[魅惑]」 飛びかかってこようとした聖騎士は止まり、魔導師も呪文の詠唱をやめ、その場に座り込む。 「…こ、これは?」 「単純な話、僕に見惚れさせたんだよ。けれど、これで思う存分可愛いって言っていいよね?僕の勝ち、なんだから。」 時間にして約10秒。聖騎士団長と魔導師団長、その2人が同時に敗れた瞬間であった。 … 「ぐうぅっ!まさか10秒で負けるとはっ!」 「…これで、反論出来ない。」 「じゃあ、改めて自己紹介してくれないかい?僕、2人の名前を知りたいんだ。」 勝負が終わり、みんな元の位置に戻る。というか2人が素直に負けてくれて助かった。 「エリー、私はエリーです。林斗様。」 魔導師団長の方が先に口を開く。それに続き、聖騎士団長も口を開く。 「ラール。私の名前はラールだ。私達は同じエルフの里の生まれ。そこにはある掟がある。」 2人は僕の前で跪く。なんか嫌な予感が… 「私エリー。」 「私ラール。」 『我らが勝負に負けた事により、我らの自由を決める権利を貴方に与えられます。奴隷、手伝い、なんでも仰って下さい。」 『おォォォォォ!』 う・る・せ・え!それに案の定! 「…えっと、今度決めていい?」 「いいえ!今決めろ!」 「おいラールさん!後半雑!…うーん…」 「…私達は、掟に従わなくてはならない。性処理でもなんでも、従う義務がある。」 「こんな美少女2人を性処理なんかに使うわけ無いじゃないですか。…」 『な…なな…なんですと!』 あれちょっとキャラ崩壊しかけたよ? 「…そうだ。エリーさん、ラールさん。ちょっと言いにくいお願いなんですけど…」 2人がこちらにキョトンとした顔を向けてくる。やばい可愛い。…・…僕、こんな変人だったっけ? 「僕と、恋人になって頂けませんか?」 「…え?すまんちょっと最近耳が悪いらしくてな。もう一回言ってくれ。」 「ごめんなさい理解出来ませんでしたもう一度」 「だ~か~ら!僕と!恋人になって下さい!って言ったんですよ!全くもう!こんな事、2度も言わせないで下さいよ。流石に僕も照れる…」 僕はほっぺを膨らませ、もう一度言う。 『か、可愛い!』 はい!?
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