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力尽き、??は倒れる。??に駆け寄るエリーとラールを尻目に、ガラムは考える。
「(あの文字化け…確か伝承に…それより、名前がerrorになっていたあのスキル…、このスキル保持者は存在していない?何故だ。林斗はその能力を持っていたのに。それに、あのunknown、不明…あのエラースキルは、他のスキルと違うのか?アルティゴッズ・ユニークというレアだしな。それに、サタンというのは恐らく暗徒だろう。…許されざる人ではない存在?なんだそれは…それに名前。木??斗とは…?普通は素質ある神や天、魔の名前があるはず。それが、雷疾なる者?こいつは林斗ではないのか?)」
次に??が起きたのは、ある部屋だった。
Another→チェンジ←Main part
……ここは何処なのだろう。いや、ここには見覚えはある。一番最初にバステッタと会ったアパートの一部屋だ。地味に広い。僕はベットの上に寝ていた。そうだ、僕は何故ここに?
「うん?林斗君。起きたのかい?」
現れたのは、僕がよく知るバステトだ。
「…バステト。ここは何処?」
「…急にどうしたんだい君は。バステトさんと呼ばないのか?」
バステトは、僕に近づき、手を僕の額に当てる。
「うん、熱は無いみたいだ。となると、ベリアルに押された事による記憶混濁か?」
バステトは、普通なら使わない言葉を使い、知的な雰囲気を醸し出している。…僕は、確か訓練場でステータスを見たときに…っ!
「バステト!君はステータスを見るすべを持っている?」
「な、なんだい林斗君。そんな英会話という物の例文みたいな話し方は。…まあ、とりあえずはあるよ。ここに。」
バステトは、ベットのすぐ近くにある棚の一番上を指す。そこには、確かにあの時見た球がある。僕が手をかざすと、ステータスが現れる。
ーーーステータスーーー
木枯林斗
固有スキル
木枯林斗という存在:不具合を起こしたスキルから守る為に解放されたスキル。使える能力はなんら以前と変わりない。木枯林斗、空閃雷疾専用:頂点
空閃雷疾という存在:不具合を起こしたスキルから守る為に解放されたスキル。使える能力はなんら以前と変わりない。木枯林斗、空閃雷疾専用:頂点
奇跡:木枯林斗、空閃雷疾は同一人物であり、出逢う事が出来る。違う周回にいる限り、自由に会話出来る。
ーーー ーーー
「…成る程」
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