僕にどう鍛えろと!?

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「斜め。」 「はあ?」 「だから斜めだ。毎回起こる出来事も違う、選択も違う。そういう感じだ。まあ、ややこしく言ってもさ、至極単純に言うと、未来と過去の存在って事かな?」 「…ややこしゅう事言わんでもその一言だけでいいやんか。」 「うん。それでさ。この世界だと僕と君達はどういう関係なの?」 「あー…私が説明します。」 アークが立ち上がり、名前含めて詳しく説明する。 「…というわけで、私とアモン、スサノオは瞑想し、女性陣は別の林斗さんと夫婦になったのでした。」 「こんな美少女達と!羨ましい!…そういえば、神はどんな世界でも、全ての世界含めて1人だけなのに、僕が元いた世界にも存在する…駄目だ!ややこしいのは考えず、今はとりあえず美少女達やイケメン達と過ごそう!」 「私…そんなに褒められるの慣れてないで、あまり褒めないでくれるかえ?心が揺らぐでありんす。」 アマテラスが顔を赤くしてそっぽを向く。よく見ると、バステトやハデス、アスタロト、ベリアルにツクヨミまで各々の反応で照れている。イケメン達は苦笑いをしている。…あっ、忘れてた。 「バステトさんはクールな感じで、見た目と合わさって可愛いです。ハデスさんはいたずらっ子的な見た目に、黒のローブが似合って可愛いです。アスタロトさんはフリフリスカートが元々あるアスタロトさんの魅力を引き出しています。ベリアルさんは活発な感じで僕は好きです。赤い髪やその髪型も似合ってますよ。ツクヨミさんは、そのツインテールがある事で、その華奢な体に可愛らしい顔の可愛さを引き出してくれています。アマテラスさんはその髪や喋り方が雅な感じで、とても美しいです。あ、本心ですよ?」 言い終わると、女性陣は頭を抱えてしゃがんでいる。なんで? 「…林斗さん?あなた元の世界でもこんな感じだったんですか?」 「アーク君。さん付けはやめてくれたまえ。前の世界のアークには呼び捨てされてたから。うーん…確かに前もそうだったけど、僕はただ、可愛い子に可愛いって言ってるだけですよ?思った事を口にしているだけです。」 「…林斗さんは未来の父ちゃんって訳やから父ちゃんって呼ぶで。あ、一応言っとくと父ちゃんはイザナギやで。詳しくは後でや。」 スサノオは僕の耳元で、周りに聞こえないようにイザナギだと言う。僕イザナギだったんだな。 「…父ちゃんこんな女たらしになっとるんやな。」
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