スライムの塩茹で

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いくら能力補正とかあるからって見たこともない物体と戦うような度胸は祐介にはない。 近くにある棒切れでスライムを数回つつく…反応はない。 「…大丈夫…か?」 近付いて指で触る、やや硬くて少し弾力がある。 「…これって食えるのか?」 見たことない物体をみてこの反応はおかしいと思うだろうが歩いても歩いても森ばっかり。 そろそろ食料とかを考えなきゃならないんじゃないか? ならこのよくわからない奴だって食べれるかどうか調べる必要がある。 「…よし、言い訳完了」 誰にいうわけでもなくとりあえずナイフを突き立てみる。 固めのゼリーを切るような感覚で切れた。 赤とか紫の液体が出るかとも思ったがそんな事もなく中は薄い紅色の物体で満たされていた。 「…内臓か?とりあえず抜いとくか」
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