異世界の食料事情～スライム編～

スライムの塩茹で

異世界の生物の内臓を食べる勇気は流石に無かった。

「とりあえず煮れば食えるだろ…確か袋からは知ってる道具が出るとか…」

とりあえず袋に手を入れてみると固い感触がする、取り出してみると取っ手が付いてる小鍋が出てくる。

「こりゃいい、じゃあ次はガスコンロでも…」

そう思い手を袋に入れるが今度は手が空を切る。

「取り出せるものにも制限でもあんのか？…先に言っとけよ」

だが困った…火が使えないんじゃ煮るのは無理か…

「なら…」

また袋に手を入れる…今度は出てきた。

「ファイヤースターター…火打ち石は平気みたいだな」

出てきたのはサバイバルキットとかにありそうな棒状の火打ち石、ナイフで擦れば火花が出そうだ。