スライムの塩茹で

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目の前に広がる森、地面に感じる土の匂い。 どうやら異世界とやらに来たようだ…実感はないが…。 「…どうすんだよマジで…」 体一つで森の中放置とか…せめて人のいる場所に転生してくれたら良かったのに…。 愚痴を言いたくもなるがとりあえず移動しない事には始まらない。 適当に歩く事3分。 「…疲れた」 目的も何もなく歩くって意外と疲れるんだな…。 もしかしたら悪質なドッキリにでもあったか? そんなことを考えながら歩いていたからか何かにつまづいて転びそうになる。 「っとっと…なんだ?」 足元の地面を見渡すと道端に青い物体…スライムとかいうのだろう、丸い水滴みたいな形の物体が転がっていた。 「スライム?…い…生きてんのかな?」
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