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授業が終わり 部活組が部活へと急ぐ中私は教室にいる なぜなら私のカバンがないからだ どこを探しても見当たらない 私は入学当初からいじめを受けている カバンを隠されたり靴がなくなってたり トイレ中に水が降ってきたり下着が無くなっていたりする でも、こんなことは屁でもない 実際悲しくも辛くもない こいつらが幼稚なだけ私には何も関係ない カバンを探し始めてからどれくらいの時間がたったのだろう 窓に映る空はかなり暗くなっている 運動部の終了の声がするから 時刻はきっと8時前くらい そろそろ本格的にやばい もうそろそろ帰らなくてはいけない そんなことを考えていたら誰かとぶつかった ぶつかったのは男子だった 顔だけは知っている 何度か見たことがある気がする 「これお前のカバンじゃね?」 そう言って差し出されたカバンを見ると私のだった 「これ男子トイレにあったぞ」 続けざまに言った彼の言葉を聞いて納得した そりゃあ見つからないわ だって男子トイレなんて探せないもん 「ありがとう」 そう言ってカバンを受け取ろうとした手を掴まれた 「お前、いじめられてんの? いじめられてんだよな。カバンの中濡れてたし。」 私はうなづくことしかできなかった。 すると彼は真剣な顔で 「お前明日から俺と一緒に行動しろ。」と言った 私は訳もわからずとにかくうなづいた これが私と彼の出会いだった
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