1 未来への希望

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私の名前は、エリー=ミシュラン。 よろしくね、みんな。 私は、今、小さな頃から暮らしていた孤児院を出て、ディヴァイン学園の入学式に向かっている。 ディヴァイン学園とは、魔力値の高い生徒たちの通う学園で、エリート兵士の排出元としてもその名は高い。 私は魔力値が、規定の5.2を突破したため、この学園に通うことが許可されたのだ。 私の魔力値は、5.8。 高いとはいえ、ディヴァイン学園の規定からすれば、結構ギリギリだ。 しかし、ずっとあんな地獄のような孤児院には居られない。 私は自分の未来は自分で掴み取るのだから。 そして、私はディヴァイン学園の門をくぐる事を決めた。 パンとスープだけの食事を食べ、お風呂に10分間で入る生活とは、もうおさらばだ。
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