2 期待の入学式

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サーガは、ディヴァイン学園の卒業生たちから構成されており、苦しい訓練に耐え忍び、厳しい試験をかいくぐったほんの一部の生徒が、このサーガになることが出来るのだ。 サーガは、ディヴァイン学園の生徒たちの目標であり、憧れでもあった。 現サーガのNo.1、レイ=ブラトニーさんが、壇上に立った。 それだけで、みんなか歓声が上がる。 レイさんは、歓声が収まるのを待って、静かに話し始めた。 「未来のサーガたちよ、よくこのディヴァイン学園に来てくれた。 この学園に選ばれし栄誉を、心から祝福したい。 しかし、私には、諸君らに1つ言っておかなければならない事がある。 君たちには、耳を塞ぎたい事かもしれないが、聞いてほしい。
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