エピソード6 雪のように散り

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エピソード6 雪のように散り

私は死んだのか? ここはどこなのだろうか? 時空のゆがみ? 目が見える喜びと同時に「白世界」に来てしまったのかと、思った。 耳が聞こえない。 というか、音というものが無い世界だ。 凛としている顔の細い犬。 笑っているパン屋のおばさん。 時間が止まっている。 これが白世界…? この世界は時間の流れが私たちの住んでいる世界の1/1000だと思われる。 すると私は、この世界の人から見たら光のよう。 色々なことが起きすぎてもはや分からない。 「あ~わっかんね~」
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