エピソード8 久しぶりだが、久しぶりではない

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エピソード8 久しぶりだが、久しぶりではない

「よっ!おはよう緋井くーん!」よくからかってくるマサト。 「昨日の、数学-3とか笑いとまんねー!」と大爆笑のカトウ。 「おはよう、トオルくん。」と、笑みを浮かべながら言うそのまま、エミ、 この3人がイツメンってやつだ。 「おはよう!」私からしたら久しぶりの学校だ。 私の隣の席はイツメンのエミ。 斜め前には、カトウ。いつもうるさい。 とても賑やかなクラスだ。 それが、逆に癒しとなっている。 私「エミさ、昨日何してたの?」 エミ「昨日は~、夜!しゃぶしゃぶだったの!」 私「うまそ~」 エミ「でしょっ。うち来ればよかったのに~カトウとマサト、あとアケミも来たのに。」 私「ごっめんなさい。」 こんな、たわいもない話が続くこの世界…最高! 私はそう思うとみんなの2倍の時間を生きている。 たくさん知識を得る度、はたから見ると好みすぐ変わると思われている。 私はぼそっとこうエミに言った。 「社会の教科書、見してください……」 笑いながらエミは見せてくれた。
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