エピソード3 その日は違った

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「だが、学校へは行かなくてはならない。15のお前が黒世界へ行くのは法律違反だからな。」 と険悪な表情をしてそうな先輩。 「分かってます。でも、見えないですよ。」と当たり前のことを言った。 「馬鹿野郎だなまじで笑 おれのファンクつえばいいやろ」そうだ、先輩のファンク(ファンクション:特殊能力のような力)は、自分の力と同じ力を与えるというものだ。 例えば、先輩は攻撃・移動速度が早い。ステータスが高いの言った方がわかりやすいだろうか。だから、前線で戦う人達に付与し、様々な戦いに勝利してきたのだ。 いわば、最強の前線。 この話では、先輩の見るという能力を私に付与するという事だ。 「お願いします。しかし、先輩は大丈夫ですか?」と、不安げに聞いた。なぜなら、先輩が目を閉じる瞬間は私も見えなくなるのだ。 昼寝されたら終わりだ。 「だーーーいじょうぶだ!まーかせとけ!」と大声で言う先輩を信用した。 目が見える。嬉しいな。
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