プロローグ。

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やっぱり周りの人に知られたくないらしい。 「はい。絶対に言いません。 しかし、どうして言いたくないのですか?」 「そんなの恥ずかしいからに決まっているだろ!! いい年の男が甘党で松本シェフにスイーツ作りを 習いたくて参加しているなんて恥だ!」 頬を染めながら私を睨んできた。 睨まれるのだが頬を染めているせいなのか あまり怖くなかった。 むしろ可愛らしいかも……。 「おい、何を笑っている?」 「いえ……すみません。何でもないです」 そう言いながらクスクスと笑ってしまった。 どうやら社長は、甘党らしい。 意外な秘密を知り何だか嬉しくなった 社長は、笑う私を見てムスッとしていた。 するとスイーツ作りを教えてくれる 有名パティシェ・松本シェフが現れた。
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