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息をつき、膝立ちのまま一真を見上げる。
潤んだその瞳は、これで満足? というような表情を作っていた。
ならば、もう解放して、という事なのだろう。それが解からない一真ではなかった。
光の片腕を掴むと、ゆっくり上に引き上げた。
ほっとしたような光の顔。
だが次の瞬間、一真はその体をベッドへと押し倒した。
「あっ!」
一真は光に隙を与えず、シャツに手をかけ大きくはだけた。
引き下げられたシャツから、白い肩が現れる。
「お願いだからやめて!」
抵抗し、暴れる光の動きを逆に利用して、一真はどんどんその体から衣服をはぎ取っていった。
手慣れた仕草に、光の心は冷えた。
「いやだ! 待って。やめ……」
裸に剥かれた光は、四肢を縮めて横になった。
小さく震える体。薄暗い中でも、その肌は白く輝いている。
一真は、その裸身に覆い被さっていった。
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