願いが叶った日

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朝起きたらロボットになっていたなんて、誰が信じるだろう。 星新一のショート・ショートのような、あるいはカフカの書いた虫になった男のような、SFとしては手垢のついた設定だと言われてしまうだろう。物語の夢オチのように、古臭いと鼻で笑われるかもしれない。 でもわたしはなってしまった。 こんな願いを叶えてくれる神様なんて、ホントに意地悪だと思う。 まあ、願ったわたしが悪いんだけど。
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