あたらしいカラダ

願いが叶った日

普通に考えたら、電源とかあるんじゃないだろうか。
そもそも充電が切れたら動かなくなるのかな、私。

俄かに気になって布団を抜け出す。
電源の場所と充電を確認しないとと思うと、何故だか急に頭が冷えた。あほらしい、どうせ夢だ。さっさと鏡を見ればいいんだ。ロボットに感情はないのかもしれないけど、私の感情はどうやら消えてくれないらしい。さっきから気分が乱高下しすぎて笑えてくる。表情は動かせないのがリアルで気持ち悪い。

ベットをまさに降りかけた、そのとき。

ーピンポーン。

インターフォンが鳴った。