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どうしよう。
インターフォンに出る?いやでも、この格好(ロボット)で出てもいいのか?社会的にこの姿はアウトじゃないのか。いやでも夢だし…。
ピンポーン。ピンポーン。
インターフォンは鳴り続ける。郵便なら不在票を入れてもらえばいいか。申し訳ないけどこのまま出て悲鳴でも上げられたら怖いし。夢だと決めつけても現実的な対応しか思い浮かばないのが妙だ。やっぱり出たほうがいいかな。
悩んでいるうちに音が鳴りやんだ。ホッとしたような、残念なような微妙な気持ちになる。ハッと気づいて横を向いた。そうだ、鏡。
鏡には、見たことがあり過ぎるロボットの姿が映り込んでいた。
○○ッパー君‥‥‥。
自分の想像力の陳腐さに呆れて笑いたくなる。なんだ、夢ですら現実的な造形なのか。つまんない人間だな、自分。
家電量販店とか、寿司チェーン店の店先でよく見る、某携帯会社ブランドのロボットが無表情で鏡を睨んでいた。
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