最初はふっつーにね

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【起】 私が起きると世界は崩壊して、生きてるのは私だけになっていた。そんな状況でも、朝ごはんは目玉焼きでドライヤーは調子悪くて、ニュースはやってなくて。 変わった事と言えば、学校に行く時間なのに やっていた事が親友を探すことだっただけだった 【承】 「で、始まる小説が人気らしいんだけどあらすじが長すぎだと思うの。なんで人気なんだろう 」 「実琴……そんな事より私が貸した本、いい加減返して……三年待ってるんだよ」 「あっ!」 【転】 「あれ!モンスターに喰われたって事にしといて!お願い!」 「はあ?ちょっと待ちなさいよ!実琴!実琴ったら !」 【結】 しばらくして、寂れた小さな図書館にその本はあった。 聞いてみれば、数日前にある女性が寄贈したらしく 、割と人気だとか。 中身を確認してみたら、思いっきり私の名前書いてあって、 あーあ と思いながら 仕方なくとぼどぼ帰ったのだった。 しかし………人から借りた本を何故に図書館に…… はぁ 【おしまい】
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