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──混沌だ
「えいっ二つ取り~」
───どっちが勝つのか分からない
「だが、これで………決まりだ!えいっ!」
──よし!これで、黒の数は五つ上回ってる筈……
ん?
「どうした~しのちゃん、そんな動揺して。ほら」
私は持っていた、石を盤に落とした。なんと実琴の目の前、一列が真っ白だ
「白一列、逆転勝ちだね。ふふふっ」
って!
「んなわけあるかー!いつ入れ替えたー!!」
「ごめんなさーーい!」
久しぶりに盤をちゃぶ台返しの様にひっくり返した私であった
(おしまい)
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