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──好きだ
──ああ、俺も……
(口付けをしながら二人の男が歩いてく)
「はぁー」
「実琴どした?珍しく溜息ついて」
「んーなんかね。BLって好きになれないんだよね。
なんなんだろ。頭が古いのかな?」
「まあそんな女の子が居たって世の中………」
「ねー?今夜はいっぱい……しよっ」
「はぁ?」
「わかんない?」
「いや、分かってるけど……ここでは」
(急に寄り添う実琴)
「もう……したいんでしょ?えっち」
「ちょ……!人居るんだよ!」
「なーんてね。実琴はGLが嫌いでしたー!ばいばーい!」
(去って行く実琴に対し、周りの人々はお幸せにと
いった表情をした。私はとても恥ずかしく、同類に見られたのか気になるばかりだった)
(おし()まい)
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