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「やっぱり、ハワイなのね…」
当たってるけど…
「私からサナオンニに彼女になってくださいって告白したんです」
ツウィ…
「私はメンバーは家族とは違うけど、特別な関係性だと思ってる」
「友だち以上の思いを持ち、それは恋愛にも通ずるのかもしれない」
「だけど、もしサナとツウィが本気で恋愛感情をお互いに抱いていることがメンバーに知れるとTWICEとしてのバランスが崩れてしまうのが怖い」
「どうしてバランスが崩れるの?」
ツウィの声は
少し震えていた
「みんな少女の時から練習生として過ごし、TWICEが生まれた」
「多分ね、サナのことやツウィのことが好きなメンバーもきっと居ると思う」
私も他のメンバー好きやん…
「好き…は恋愛対象としてね」
本気でってこと?
「みんな一線は引いてる」
「ナヨンはジョンヨンに想いを寄せてると思う」
やっぱり…
「そして、ダヒョンはサナに対しての想いがどういうものなのか困惑してる」
「多分二人も今まで悩みながらきて、キッカケがあったから想いが通じたんだと思う」
「私は同性同士は無理だけど」
だって彼氏が居るもんね…
「これはリーダーとして言わせてもらうけど、本気なら公にしないでほしい」
「つまり、気づかれないように」
TWICEのバランスが崩れるのは困る…
リーダーの言うことは
理解できないことじゃなかった
ツウィに視線を送る
直ぐに気づいてくれた
「できるよね?」
「私はサナオンニと別れたくない」
もちろん私もやで
私はツウィの手を強く握ったまま
姿勢を正して真っ直ぐにジヒョを見据えた。
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