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目が覚めると
サナオンニはまだ眠りの中
肩肘を立てて
その寝顔を眺めると
すごく綺麗です。
私の腕の中で
あなたは少女のように
華奢な体を丸めています
いつも
ムードメーカーなサナオンニ
みんなを笑わせようとしてくれます
いつも
どんな時も
見つめています
あなたは気づいていないかもしれないけど
昨夜のキスは
今でも信じられないです
私にそんな勇気があったんですね
けど
誰にも言えません…
あなたが目覚めた時
私はどんな表情をすればいいのか
恥ずかしい…
「うう…ん…」
あっ…
「おはよ」(口角が上がってる)
「おはよう…ごさいます」(照)
「んもぉ~、ツウィ丁寧な言葉やめようよ」
「どうして?」
「私はツウィにとってオンニやけど、距離縮まったやん」
確かに…
「ねっ?」
可愛い…
「わかった」(負けました)
「うんうん、それでいいよ」
今までとは違うから
頑張る…
「ツウィちゃん」
「ん?」
「今までも、ツウィのことずっと見てた」
私だって…ずっと
「近くに居ない時でも、視線で会話しようね」
私は言葉にしなかったけど
大きく頷きました。
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