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少女は....
私は普通に生まれてきた。
神様から命を貰った。
その命を無駄にしようとは思わないし、
無駄にする勇気なんて、私には無い。
私は"死"という存在に怯えている。恐怖している。逃げている。
私は弱虫だ。
でも心はそれなりに強いと思っている。
叩かれても、殴られても、暴言を言われたって、笑って流せる。
...もしかしたら私の弱さはそこなのかもしれない。
小学校の時、私はとある快楽に溺れる。
"人を傷つける"ことだ。
今思えばすごく恐ろしい。人を殴ったり、蹴ったりして、相手の嫌がる顔を見て、笑う。
実際には笑ったりしてないが、心の中で見下すように、腹を抱えて笑っていた。
自分の笑い声が今でも心の中から響いてくる。
人を傷つけることで快楽を得ていたことに気づいたのは、小学生高学年の頃だった。
私は自覚したその日、部屋の中で静かに涙を流した。
でも人を叩くことは癖になってしまったようで、中学に上がるまではぬけなかった。
主な原因はストレス。
昔からストレスを溜め込む癖があるらしい。
私は覚えていないが、小学一年生の時に、家で泣き崩れたことがあるらしい。
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